IT関連産業は沖縄のリーディング産業へ

 沖縄では、一時的な現象としてではなく、今後も継続的にテクニカルな人材の需要が増え続けることが予想されます。県内だけではその需要を賄いきれないことは明白です。だからこそ、当社は数多くの県内IT企業様に経験を積んだUIターン人材の紹介を期待され、当社としても、そこに社会的意義を見いだしているのです。

 若年労働者の失業率が高く、雇用の場を作らねばならない。基地や公共工事に依存してきた経済からの脱却を目指しているが、地理的要因により物流コストが高く、製造業誘致には大きなハンディがある。このような状況を背景に、約15年前、沖縄県は情報通信(IT)関連産業を明確に中核産業と位置づけました。それ以来、県は一貫してIT関連産業の振興と集積を図ってきました。なかでも、雇用吸収力の大きなコールセンターは、先行的に取り組むものとして積極的に誘致した結果、今では79社のコールセンターが進出し、17,140人の雇用数を生み(いずれも201311日時点)、全国的にも高い知名度を誇るようになりました。
 そして、2012年に策定され「沖縄21世紀ビジョン基本計画」では、IT関連産業を観光・リゾート産業と並ぶリーディング産業に育てるためには、次のステップとして付加価値の高いソフトウェア開発やコンテンツ開発企業などの誘致や育成にさらに力を入れることとしています。これにともない、沖縄県内におけるIT関連産業の高度化はますます進み、テクニカルな人材の需要は右肩上がりで増えることが予想されているのです。
 余談ですが、沖縄県ではコールセンターも「IT」に分類されていることが度々あります。「沖縄のIT業界への転職を考えてネット検索したらコールセンターの求人案件が数多くヒットした」という話もよく耳にします。これは、先述したように沖縄県が中核産業として位置づけたのは「情報通信関連産業」であり、情報通信ネットワークを活用するコールセンターもその中に入る、と解釈されているためです。